晋山式と稚児募集のお知らせ

日時:平成29年5月6日(土)
場所:真光寺

晋山式とは、古式にのっとって行われる「住職お披露目の式」です。
明治時代まで、寺の住職は独身でした。ですから住職が亡くなったり退任したときは、次の住職を他の寺から招聘することになります。
新住職は、寺のある村に旅をしてやってきます。村に着くと、まず「親元」と呼ばれる住職の親代わりとなる家に行きます。ここで旅装束から新住職の正装に着替え、長い行列を作って寺に向かいます。列には稚児が加わり、これには新住職の進む道を清めていくという役割があります。
新住職が寺に到着すると、待っていた多くの僧侶や檀家さんに迎えられ、本堂に上がります。そして感謝の辞を述べた後、禅問答をして力量が試されるのです。これが晋山式です。

現在では、晋山式は住職に就任した後に行うことがほとんどです。しかし必ず一度行わなくてはならないものと定められています。真光寺現住職もこのしきたりにのっとり、この期に晋山式を行うこととなりました。

この晋山式を記念して稚児行列を行います。
お子さまが「元気な子」「かしこい子」になれるよう、「智慧の水」を額に注いで差し上げます。
皆さんのご参加をお待ちしています。